世界で若者人口が多い国ランキング

世界で若者人口が多い国ランキング エンタメ

世界でいちばん若者が多い国はどこか。答えはインドですが、2位以下の顔ぶれは予想と少し違うかもしれません。

ここでいう若者とは15〜24歳。国連が youth(若者)と定義している年齢層で、高校卒業から社会に出るまでの世代にあたります。数字は世界銀行のデータベースから2024年の男女別・年齢別人口を取り、4つの区分(15〜19歳の男女、20〜24歳の男女)を足して算出しました。原典は国連の世界人口推計です。

数値のある217の国・地域を合計すると、15〜24歳は12億6,563万人。世界の人口のおよそ6人に1人がこの年齢層です。

※人口はすべて2024年の推計値。世界銀行「Health Nutrition and Population Statistics」(2026年7月1日更新)の年齢別人口を集計したものです。

順位 国名 2024年の15〜24歳人口 総人口に占める15〜24歳の割合 割合の順位(217の国・地域中)
1位 インド 2億5,736万人 17.7% 71位
2位 中国 1億6,135万人 11.5% 170位
3位 パキスタン 4,993万人 19.9% 37位
4位 ナイジェリア 4,792万人 20.6% 20位
5位 インドネシア 4,526万人 16.0% 100位
6位 アメリカ 4,469万人 13.1% 137位
7位 バングラデシュ 3,316万人 19.1% 57位
8位 ブラジル 3,060万人 14.4% 116位
9位 エチオピア 2,781万人 21.1% 11位
10位 メキシコ 2,222万人 17.0% 88位

11位以下は、フィリピン2,204万人、コンゴ民主共和国2,085万人、エジプト2,050万人、ロシア1,507万人と続きます。

上位10か国の合計は7億2,036万人。217の国・地域の合計12億6,563万人の56.9%にあたり、世界の若者の半分以上がこの10か国に住んでいることになります。

表の右2列は割合です。実数の順位と割合の順位はほとんど連動していません。実数2位の中国は割合では170位、実数6位のアメリカは137位。逆に割合11位のエチオピアは実数でも9位で、上位10のなかで両方に顔を出す唯一の国です。

1位 インド:2億5,736万人。日本の総人口の2.1倍

15〜24歳は2億5,736万人。日本の総人口1億2,397万人の2.1倍にあたる人数が、インドではこの10年幅の年齢層に収まっています。

総人口14億5,094万人に占める割合は17.7%で、割合では217の国・地域のうち71位。突出して若い国というわけではなく、人口の母数が大きいことが順位をつくっています。

2位の中国との差は9,601万人。この差だけでバングラデシュやブラジルの若者人口を上回ります。

2位 中国:1億6,135万人。割合では170位

15〜24歳は1億6,135万人、総人口14億898万人に占める割合は11.5%。

この11.5%という数字は上位10のなかで最も低く、割合の順位は170位です。実数では世界2位でありながら、人口構成としては若い国ではないという、上位10のなかでは特異な位置にいます。

インドと中国の2か国だけで4億1,872万人。世界の若者の33.1%がこの2か国に集まっています。

3位 パキスタン:4,993万人。割合は19.9%

15〜24歳は4,993万人、総人口2億5,127万人に占める割合は19.9%で、割合の順位は37位。

4位のナイジェリアとの差は200万人ほどで、この2か国は実数でも割合でも近い位置にいます。インド・中国に続く「5,000万人規模」の若者人口を持つのは、世界でこの2か国だけです。

4位 ナイジェリア:4,792万人。割合は上位10で2番目に高い

15〜24歳は4,792万人、総人口2億3,268万人に占める割合は20.6%。割合の順位は20位で、上位10のなかではエチオピアに次ぐ高さです。

実数でも割合でも上位に入る国は限られており、ナイジェリアはその一つ。人口の5人に1人が15〜24歳という構成になっています。

5位 インドネシア:4,526万人

15〜24歳は4,526万人、総人口2億8,349万人に占める割合は16.0%で、割合の順位は100位です。

6位のアメリカとの差はわずか57万人。人口規模ではインドネシアが2億8,349万人、アメリカが3億4,000万人とアメリカのほうが大きいのに、若者の数ではインドネシアが上回っています。

6位 アメリカ:4,469万人。先進国で唯一の上位10入り

15〜24歳は4,469万人、総人口3億4,000万人に占める割合は13.1%、割合の順位は137位。

上位10のなかで、いわゆる先進国はアメリカだけです。旧版のこの記事はアメリカを入れていませんでしたが、実数で並べると6位に入ります。3億4,000万人という人口規模があれば、割合が13.1%でも4,469万人になるということです。

7位 バングラデシュ:3,316万人

15〜24歳は3,316万人、総人口1億7,356万人に占める割合は19.1%、割合の順位は57位。

12位のコンゴ民主共和国も割合は同じ19.1%ですが、若者人口は2,085万人。同じ構成でも、母数が違えば人数はこれだけ変わります。

8位 ブラジル:3,060万人

15〜24歳は3,060万人、総人口2億1,199万人に占める割合は14.4%で、割合の順位は116位。

上位10のなかでは、中国(11.5%)、アメリカ(13.1%)に次いで3番目に低い割合です。南米の人口大国でありながら、人口構成としては中国やアメリカに近い側にいます。

9位 エチオピア:2,781万人。割合は上位10で最高

15〜24歳は2,781万人、総人口1億3,205万人に占める割合は21.1%。割合の順位は11位で、上位10のなかで最も高い数字です。

実数で9位、割合で11位。両方の物差しで上位に入っているのは、上位10のなかでエチオピアだけです。総人口は日本より少し多い程度ですが、若者の数では日本の2.4倍になります。

10位 メキシコ:2,222万人

15〜24歳は2,222万人、総人口1億3,086万人に占める割合は17.0%、割合の順位は88位。

11位のフィリピン(2,204万人)とは18万人差で、ほぼ並んでいます。旧版がフィリピンを8位、メキシコを9位としていた部分は、実際にはこの2国が10位・11位で競り合う関係でした。

まとめ

物差しを「総人口に占める割合」に変えると、顔ぶれは完全に入れ替わります。シリア23.5%、南スーダン22.9%、中央アフリカ22.4%…と並び、上位10か国はひとつも残りません。

人口規模の小さい国ほど割合は極端に出ます。実数で並べれば「市場としての若者」が見え、割合で並べれば「社会に占める若者の重み」が見える。同じ「若者が多い国」でも、指しているものが違うということです。

日本の15〜24歳は1,176万人で、実数では20位。上位10には入りませんが、世界で見れば決して小さくない数です。

一方、総人口に占める割合は9.5%で、217の国・地域のうち213位。日本より割合が低いのはカタール(9.2%)、マルタ(9.0%)、モナコ(8.7%)、香港(7.5%)の4つだけで、いずれも人口が日本よりはるかに少ない国・地域です。一定の人口規模を持つ国としては、日本は世界で最も若者の割合が低い国ということになります。

この記事の数値は、次の統計から集計しています。

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