世界でミシュランの星付き店が多い都市ランキングTOP10

世界でミシュランの星付き店が多い都市ランキングTOP10 エンタメ

「食の都」は人によって答えが変わります。数えられるものに置き換えないと、いつまでも決着しません。

そこで今回はミシュランガイドの星付きレストランの数で並べました。ミシュランガイドの公式サイトに掲載されている、三つ星・二つ星・一つ星のレストランを都市ごとに数えたものです。2026年9月23日時点の掲載数です。

この方法には、はっきりした限界がひとつあります。ミシュランガイドが発行されていない国の都市は、どれだけ食文化が豊かでも0になります。オーストラリア、インド、インドネシア、ロシアなどには発行がありません。この点はまとめで具体的に書きます。

※数え方は、ミシュランガイド公式サイトで各レストランに付けられている都市の区分に従いました。都市を選んで絞り込むと周辺地域の店も一緒に表示されるため、その数字ではなく「その都市に区分されている店の数」を集計しています。ビブグルマンやセレクテッド・レストランは含みません。

順位 都市 星付きレストランの合計 三つ星 二つ星 一つ星
1位 東京(日本) 157店 11店 26店 120店
2位 パリ(フランス) 123店 9店 20店 94店
3位 京都(日本) 97店 6店 19店 72店
4位 ロンドン(イギリス) 84店 6店 15店 63店
5位 大阪(日本) 81店 3店 12店 66店
6位 香港 77店 7店 13店 57店
7位 ニューヨーク(アメリカ) 62店 5店 13店 44店
8位 上海(中国) 50店 1店 11店 38店
9位 台北(台湾) 47店 2店 9店 36店
10位 シンガポール 45店 3店 9店 33店

11位以下は、ソウル42店、バンコク39店、北京32店、マドリード29店、バルセロナ27店と続きます。

この表で最初に気づくのは、上位10のうち3つが日本の都市だということです。東京・京都・大阪を合わせると335店で、これは日本全国の星付き店357店の94%にあたります。そして上位10のうち6つがアジアです。

1位 東京(日本):157店

星付き157店で、2位のパリを34店引き離しています。三つ星11店は世界で最も多く、二つ星26店も世界一です。

日本全国の星付き店357店のうち44%が東京に集まっています。一つ星だけで120店あり、これは3位の京都の合計(97店)より多い数字です。

2位 パリ(フランス):123店

123店、三つ星9店。フランス全国の星付き店646店のうち19%がパリにあります。

東京と比べると、フランスは星が地方に分散しているのが特徴です。フランス全体はイタリア(381店)や日本(357店)を大きく上回る646店ですが、首都に集まっている割合は東京の44%に対して19%にとどまります。

3位 京都(日本):97店

97店で、ロンドン(84店)やニューヨーク(62店)を上回ります。三つ星6店はロンドンと同数です。

二つ星19店はパリ(20店)とほぼ並びます。人口規模では上位10のなかで際立って小さい都市でありながら、星の数では世界3位に入っています。

4位 ロンドン(イギリス):84店

84店、三つ星6店、二つ星15店。イギリス全国198店のうち42%がロンドンです。

5位の大阪(81店)とは3店差。上位10のなかで最も僅差の並びです。

5位 大阪(日本):81店

81店で、三つ星は3店。合計ではロンドンに3店しか届きませんが、三つ星の数は半分です。

一つ星が66店と多く、合計に占める一つ星の割合は81%。上位10では最も高い比率になります。

6位 香港:77店

77店、三つ星7店。三つ星の数は東京・パリに次いで世界3位です。

面積がこの記事のどの都市よりも小さいことを考えると、密度は際立っています。なおマカオは別のガイドで21店あり、合わせると98店になりますが、この記事では別の都市として扱っています。

7位 ニューヨーク(アメリカ):62店

62店、三つ星5店、二つ星13店。アメリカ全国275店のうち23%です。

アメリカで2番目に多いのはサンフランシスコの25店で、ニューヨークの4割ほど。ワシントンD.C.が20店、シカゴが19店、ロサンゼルスが15店と続きます。

8位 上海(中国):50店

50店で、中国本土157店のうち32%。二つ星11店は上位10のなかでニューヨークと同水準ですが、三つ星は1店だけです。

中国本土の三つ星4店の内訳は、北京2店、成都1店、上海1店。星の総数では上海が国内1位なのに、三つ星の数では北京が上という関係になっています。北京は32店で世界13位です。

9位 台北(台湾):47店

47店、三つ星2店、二つ星9店。台湾全国61店のうち77%が台北に集中しています。

国全体に占める首都の割合としては、この記事で最も高い数字です(東京44%、ロンドン42%、パリ19%)。

10位 シンガポール:45店

45店、三つ星3店、二つ星9店。都市国家なので、国の数字がそのまま都市の数字になります。

11位のソウル(42店)とは3店差。ソウルは韓国全国46店のうち42店を占め、台北と同じく首都への集中が強いタイプです。

まとめ

この指標の限界を具体的に書いておきます。ミシュランガイドが発行されていない国の都市は、すべて0店になります。オーストラリア(シドニー・メルボルン)、インド(ムンバイ・デリー)、インドネシア(ジャカルタ)、ロシアには発行がありません。星の数は「食が豊かな都市」ではなく、「ミシュランが調査に入っている都市」を測っているという点は動かせません。

発行されている国のなかでも、規模の差は大きく開きます。フランス646店、イタリア381店、日本357店、ドイツ338店、スペイン298店、アメリカ275店に対し、マレーシア9店、フィリピン9店、ベトナム11店です。

三つ星だけで並べ替えると順位は変わります。1位 東京11店、2位 パリ9店、3位 香港7店、4位 京都6店・ロンドン6店、6位 ニューヨーク5店。上海は1店で、合計8位の順位からは大きく下がります。

最後に、旧版のこの記事との違いです。旧版は3位バンコク、5位バルセロナ、8位ソウル、9位ローマ、10位メキシコシティとしていましたが、この数え方ではバンコクは12位(39店)、ソウルは11位(42店)、バルセロナは15位(27店)、ローマは20店、メキシコは全国でも29店です。そして旧版は京都(3位・97店)と大阪(5位・81店)、上海(8位・50店)、台北(9位・47店)にまったく触れていませんでした。

この記事の数値は、次の情報から集計しています。

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