はじめに
皆さんこんにちは!今回は、Excelで数字を四捨五入する方法についてご紹介します。特に、ROUND
関数を使った方法を中心に解説していきます。四捨五入は日常生活だけでなく、ビジネスシーンでも決算や予算の見積もりなど、様々な場面で活用されます。それでは早速、ExcelのROUND関数を使ってセルの値を四捨五入する方法を見ていきましょう!
ROUND関数の基本的な使い方
まず、ROUND関数の基本的な使い方について説明します。ROUND関数は、指定した小数点以下の位まで四捨五入した結果を返します。構文は以下の通りです。
=ROUND(数値, 位)
ここで、「数値」は四捨五入したい数値、「位」は小数点以下の四捨五入する桁数です。例えば、A1セルに”10.555″という数値が入力されている場合、B1セルでA1セルの値を小数点以下2桁に四捨五入したい時は以下のように入力します。
=ROUND(A1, 2)
この場合、B1セルの値は”10.56″になります。
切り捨て・切り上げもできる!
ROUND関数を使うことで、切り上げや切り捨ても簡単に行うことができます。 切り上げや切り捨てを行う際は、次のように「位」を設定します。
- 切り捨て:
ROUNDUP
- 切り上げ:
ROUNDDOWN
例えば、A1セルに”10.555″という数値が入力されている場合、B1セルでA1セルの値を小数点以下1桁に切り上げたい時は以下のように入力します。
=ROUNDUP(A1, 1)
この場合、B1セルの値は”10.6″になります。同様に、小数点以下1桁に切り捨てる場合は以下のように入力します。
=ROUNDDOWN(A1, 1)
この場合、B1セルの値は”10.5″になります。
整数に四捨五入・切り上げ・切り捨て
整数に四捨五入・切り上げ・切り捨てを行う場合は、「位」に0を指定します。例えば、A1セルに”10.555″という数値が入力されている場合、B1セルでA1セルの値を整数に四捨五入したい時は以下のように入力します。
=ROUND(A1, 0)
この場合、B1セルの値は”11″になります。
同様に、整数に切り上げる場合は以下のように入力します。
=ROUNDUP(A1, 0)
この場合、B1セルの値は”11″になります。整数に切り捨てる場合は以下のように入力します。
=ROUNDDOWN(A1, 0)
この場合、B1セルの値は”10″になります。
まとめ
この記事では、Excelの「ROUND」関数を使ってセルの値を四捨五入する方法について解説しました。また、切り上げや切り捨ても行うことができることを紹介しました。こうした関数を使えば、複雑な計算や表の作成をスピーディーに行えます。ぜひ日常業務や仕事でのレポート作成などに活用してみてください。
コメント