ExcelのIF関数を使った条件付き書式の設定方法と事例

ExcelのIF関数を使った条件付き書式の設定方法と事例

この記事では、ExcelのIF関数を使った条件付き書式の設定方法と事例を紹介します。20代のサラリーマンの皆さんに役立つ情報を提供していきます。

1. IF関数とは

IF関数は、特定の条件が満たされているかどうかを判断し、その結果に応じて異なる値を返す関数です。IF関数の基本的な書式は以下の通りです。

IF(条件式, 条件が真の場合の値, 条件が偽の場合の値)
 

この関数を使うことで、条件に応じたデータの表示や計算が可能になります。

2. 条件付き書式とは

条件付き書式とは、指定した条件が満たされているセルに対して、書式を設定する機能です。例えば、セルの値が0以下の場合に背景色や文字色を変更することができます。条件付き書式を利用することで、一目で条件に該当するデータを確認しやすくなります。

3. IF関数を使った条件付き書式の設定手順

それでは、IF関数を使った条件付き書式の設定方法を順を追って説明していきます。

1. 設定したい条件付き書式の範囲を選択します。
2. ホームタブの[条件付き書式]をクリックします。
3. [新しいルール]を選択し、新しいルールの設定画面が表示されます。
4. 「数式を使用して決まるセルの書式設定」を選択します。
5. 数式を入力し、IF関数を使った条件式を記述します。
6. [書式]ボタンをクリックし、条件が真の場合に適用する書式を設定します。
7. [OK]ボタンを押して、設定を完了します。

4. 事例：売上目標達成時のセルの色変更

ここで具体的な事例を用いて、IF関数を使った条件付き書式の設定方法を説明します。売上目標が設定されている表があり、売上目標を達成した場合にセルの色を変更するという条件付き書式を設定してみましょう。

例えば、A1セルに売上目標、B1セルに実際の売上が入力されていると仮定します。以下の手順で条件付き書式を設定します。

1. B1セルを選択します。
2. ホームタブの[条件付き書式]をクリックします。
3. [新しいルール]を選択し、新しいルールの設定画面が表示されます。
4. 「数式を使用して決まるセルの書式設定」を選択します。
5. 数式に「=IF(B1>=A1, TRUE, FALSE)」と入力します。
6. [書式]ボタンをクリックし、条件が真の場合に適用する書式（例：セルの背景色を緑にする）を設定します。
7. [OK]ボタンを押して、設定を完了します。

これで、B1セルの値がA1セルの値以上（売上目標を達成）の場合、セルの背景色が緑に変わります。

5. まとめ

この記事では、ExcelのIF関数を使った条件付き書式の設定方法と事例を紹介しました。条件付き書式を活用することで、データの可視化が容易になり、データ分析や作業効率を向上させることができます。ぜひ、この知識をお仕事や日常生活で活用してみてください。