ランキング記事に必要なデータ表の基本構成を押さえよう
ランキング記事を作るとき、いきなり文章を書き始めるよりも、まずは比較しやすいデータ表を用意することが大切です。特に「おすすめ〇選」「人気サービス比較」「コスパランキング」のような記事では、読者は本文をじっくり読む前に、表を見て全体像をつかもうとします。
つまり、ランキング記事におけるデータ表は、単なる情報整理ではなく、読者に「どれが自分に合っていそうか」を判断してもらうための重要なパーツです。Excelで表を整える前に、まずはどんな項目を入れるべきかを押さえておきましょう。
基本的なランキング表には、以下のような項目があると使いやすくなります。
- 順位:1位、2位、3位など、ランキングの順番
- 商品名・サービス名:比較対象の名称
- 画像:ブログ掲載時に視覚的にわかりやすくする要素
- 評価:星評価や点数など、総合的なおすすめ度
- 価格:料金、月額費用、初期費用など
- 特徴:他と比べたときの強みやメリット
- おすすめな人:どんな読者に向いているか
- 公式サイトURL:ボタンやリンクに使う情報
この中でも、最低限入れておきたいのは「順位」「名称」「評価」「価格」「特徴」の5つです。読者は限られた時間の中で記事を読んでいるため、表を見ただけで違いが伝わる構成にしておくと、離脱されにくくなります。
例えば、以下のようなイメージです。
| 順位 | サービス名 | 評価 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | サービスA | ★★★★★ | 月額980円 | コスパが高く初心者向け |
| 2位 | サービスB | ★★★★☆ | 月額1,480円 | 機能が豊富でビジネス向け |
Excelで作業する場合は、1行目に項目名を入れ、2行目以降に各データを入力していく形が基本です。このとき、1つのセルに情報を詰め込みすぎないことがポイントです。たとえば「価格」と「キャンペーン情報」を同じセルに入れてしまうと、後から並べ替えやフィルターを使うときに扱いにくくなります。
ランキング記事用の表は、あとでブログに掲載することを前提に作るため、Excel上でもシンプルで再利用しやすい構成にしておくのが理想です。まずは必要な項目を洗い出し、読者が比較したい情報を一目で確認できる表の土台を作りましょう。
Excelで元データを見やすく整理する下準備
ランキング記事用のデータ表を作るときは、いきなりデザインを整えるのではなく、まず元データを扱いやすい状態に整理することが重要です。ここが雑なままだと、後から順位を付けたり、価格順に並べ替えたりするときに手間が増えてしまいます。
特に、公式サイトや比較サイト、社内資料など複数の情報源からデータを集めた場合は、表記ゆれや不要な空白が混ざりがちです。Excelで作業を始める前に、まずは「入力ルール」をそろえておきましょう。
まずは1シートに元データをまとめる
情報を集めたら、Excelの1つのシートにまとめます。このとき、いきなり完成版のランキング表を作るのではなく、元データ用のシートとして整理しておくのがおすすめです。
例えば、シート名を「元データ」にして、以下のように項目ごとに列を分けます。
- サービス名
- 公式価格
- 評価点
- 主な特徴
- 対象ユーザー
- 公式URL
- 確認日
「確認日」を入れておくと、価格やキャンペーン情報が古くなっていないか後で見直しやすくなります。IT系サービスやサブスク商品は料金プランが変わることも多いため、地味ですがかなり大事な項目です。
表記ゆれをなくして比較しやすくする
次に意識したいのが、表記ルールの統一です。たとえば価格の書き方が「980円」「¥980」「月額980円」とバラバラだと、Excelで並べ替えるときに正しく処理できない場合があります。
おすすめは、数値として扱う列とブログ表示用の列を分ける方法です。
| サービス名 | 価格_数値 | 価格_表示用 |
|---|---|---|
| サービスA | 980 | 月額980円 |
| サービスB | 1480 | 月額1,480円 |
このようにしておくと、「価格_数値」は並べ替えや計算に使い、「価格_表示用」はブログに載せる文章として使えます。見た目とデータ処理を分けることで、後の作業がかなり楽になります。
不要な空白や改行をチェックする
Webサイトからコピーした情報には、セルの先頭や末尾に空白が入っていることがあります。一見わかりにくいですが、フィルターで同じサービス名が別物として扱われる原因になります。
Excelでは、不要な空白を整えるためにTRIM関数が便利です。たとえばA2セルの文字列から余計な空白を取りたい場合は、次のように入力します。
=TRIM(A2)
また、セル内に不要な改行が入っている場合は、検索と置換を使って削除できます。「Ctrl + H」で置換画面を開き、検索する文字列に改行を指定して、置換後の文字列を空欄にすれば整えられます。
空白セルを残さないようにする
ランキング表では、空白セルが多いと情報の信頼感が下がって見えます。まだ調査中の項目がある場合は、空欄のままにせず「確認中」「非公開」「無料プランあり」など、状態がわかる言葉を入れておきましょう。
ただし、ブログに掲載する前提であれば、読者が迷わない表現にすることが大切です。社内メモのように「不明」「あとで確認」と書いてしまうと、そのまま掲載したときに雑な印象を与えてしまいます。
元データの整理は少し面倒に感じるかもしれませんが、ここを丁寧にやっておくと、後の整形・並べ替え・確認作業がスムーズになります。ランキング記事のクオリティは、Excel上の下準備で大きく変わります。
順位・評価・価格をわかりやすく整形する方法
元データを整理できたら、次はランキング記事で特に見られやすい「順位」「評価」「価格」を整形していきます。この3つは読者が比較するときの判断材料になりやすいため、Excel上でもブログ掲載後でも、ひと目で意味が伝わる見た目にしておくことが大切です。
順位は「1位」「2位」のように直感的に見せる
順位の列は、単に「1」「2」「3」と入力するよりも、ブログに載せることを考えると「1位」「2位」「3位」のように表示した方がわかりやすくなります。
ただし、セルに直接「1位」と入力すると、後で数値として扱いにくくなる場合があります。おすすめは、セルには数値だけを入れて、表示形式で「位」を付ける方法です。
Excelでは、順位のセルを選択して右クリックし、「セルの書式設定」→「表示形式」→「ユーザー定義」を選び、種類に次のように入力します。
0"位"
これで、セルの中身は「1」「2」のまま、見た目だけ「1位」「2位」と表示できます。数値として扱えるため、後から並べ替えをする場合にも便利です。
また、1位〜3位を目立たせたい場合は、文字を太字にしたり、背景色を薄いゴールド・シルバー・ブロンズ系にしたりすると、ランキング感が出ます。ただし、色を使いすぎると表全体が見づらくなるため、強調するのは上位3つ程度にしておくのがおすすめです。
評価は星や点数で比較しやすくする
評価の見せ方には、主に星評価と点数評価があります。ブログ記事では、読者がパッと見て理解しやすい星評価がよく使われます。
| 評価点 | 表示例 |
|---|---|
| 5 | ★★★★★ |
| 4 | ★★★★☆ |
| 3 | ★★★☆☆ |
Excel上では、評価点を数値で管理する列と、星で見せる列を分けておくと使いやすくなります。たとえば、評価点がC2セルに入っている場合、星表示用のセルに次のような式を入れると、点数に応じた星を表示できます。
=REPT("★",C2)&REPT("☆",5-C2)
この方法なら、評価点を変更するだけで星の数も自動で変わります。ランキング記事を更新するときにも修正漏れを防ぎやすくなります。
より細かく見せたい場合は「4.5点」のような点数表示も有効です。その場合は、セルの表示形式を統一し、「4.5 / 5.0」のように満点がわかる形にすると、読者が比較しやすくなります。
価格はカンマと単位をそろえる
価格は、ランキング表の中でも特に見られやすい項目です。価格の表記がバラバラだと、読者に雑な印象を与えてしまいます。
Excelで価格を整えるときは、まず数値にカンマを付けて見やすくしましょう。価格のセルを選択し、表示形式で「数値」を選び、桁区切りを有効にすると「1480」が「1,480」のように表示されます。
さらに、円表示まで整えたい場合は、ユーザー定義で次のように設定できます。
#,##0"円"
これで「980」は「980円」、「1480」は「1,480円」と表示されます。月額料金の場合は、表示用の列で「月額1,480円」のように整えておくと、ブログ掲載時にもそのまま使いやすくなります。
また、「無料」「要問い合わせ」「初月無料」など、数値で表せない価格もあります。その場合は無理に同じ列へ混ぜず、必要に応じて価格_数値と価格_表示用を分けて管理しましょう。数値列は比較や並べ替え用、表示用列は読者に見せるための情報として使い分けるのがコツです。
順位・評価・価格を整えるだけでも、ランキング表の見やすさは大きく変わります。読者が迷わず比較できるように、Excel上で「データとして扱いやすい形」と「ブログで見せやすい形」の両方を意識して整形していきましょう。
フィルター・並べ替えでランキング表を効率よく作る手順
順位・評価・価格の整形ができたら、次はExcelのフィルターと並べ替えを使って、ランキング表を効率よく作っていきます。手作業で1つずつ順位を入れ替えると、更新のたびにミスが起きやすくなるため、Excelの機能を使って自動的に並べる流れを作っておくのがおすすめです。
まずは表全体にフィルターを設定する
フィルターを使うには、表の見出し行を含めてデータ範囲を選択し、Excel上部の「データ」タブから「フィルター」をクリックします。見出し行に小さな▼マークが表示されれば設定完了です。
フィルターを設定しておくと、特定の条件に合うサービスだけを表示できます。たとえば、以下のような絞り込みが可能です。
- 評価が4以上のサービスだけ表示する
- 月額1,000円以下の商品だけ表示する
- 初心者向けの特徴を持つサービスだけ確認する
- 公式URLが未入力のデータだけチェックする
ランキング記事では、すべての商品を載せるのではなく「おすすめできるものだけ」に絞ることも多いです。フィルターを使えば、掲載候補の選定がかなりスムーズになります。
評価点や価格を基準に並べ替える
ランキング表を作るときは、どの項目を基準に順位を決めるかを明確にしておきましょう。よく使う基準は、評価点の高い順や価格の安い順、またはコスパ点の高い順などです。
たとえば評価点でランキングを作る場合は、評価点の列にある▼マークをクリックし、「降順」を選びます。これで評価が高いものから順番に並びます。価格の安さを重視するランキングなら、価格_数値の列で「昇順」を選びましょう。
| 目的 | 使う列 | 並べ替え |
|---|---|---|
| 総合おすすめ順にしたい | 評価点 | 降順 |
| 安い順に見せたい | 価格_数値 | 昇順 |
| 高評価かつ安い順にしたい | 評価点・価格_数値 | 複数条件で並べ替え |
複数条件で並べ替えると精度が上がる
評価点が同じサービスが複数ある場合は、1つの条件だけでは順位を決めにくくなります。その場合は、複数条件の並べ替えを使いましょう。
Excelの「データ」タブから「並べ替え」を選ぶと、優先順位を指定できます。たとえば、最優先を「評価点:降順」、次の優先を「価格_数値:昇順」にすると、評価が高いものを上にしつつ、同点の場合は価格が安いものを上位にできます。
このように条件を決めておくと、ランキングの根拠がブレにくくなります。記事を書くときにも「評価の高さと価格のバランスをもとにランキング化しました」と説明しやすくなり、読者にも納得感を持ってもらいやすくなります。
並べ替え後に順位を振り直す
データを並べ替えたら、最後に順位列を振り直します。1位から順番に番号を入力してもよいですが、件数が多い場合はオートフィルを使うと便利です。
順位列の先頭に「1」、次の行に「2」と入力し、2つのセルを選択した状態で右下の小さな四角を下へドラッグすると、自動で連番が入力されます。さらに表示形式を「0″位”」にしておけば、ブログ用に見やすい順位表示になります。
フィルターや並べ替えを使えば、ランキング表の作成や更新にかかる時間を大きく減らせます。重要なのは、感覚で並べるのではなく、評価点や価格などの基準を決めてから作業することです。Excel上でルールを作っておくことで、読みやすく、説得力のあるランキング表に仕上げやすくなります。
ブログ掲載前に確認したいデータ表の見栄えとチェックポイント
Excelでランキング表を作り終えたら、最後にブログに掲載したときの見え方を確認しましょう。Excel上ではきれいに見えていても、ブログに貼り付けると列幅が崩れたり、スマホで読みにくくなったりすることがあります。特に20代の読者はスマホで記事を読むことも多いため、PC画面だけで判断しないことが大切です。
列数を増やしすぎない
ランキング表は情報量が多いほど親切に見えますが、列が多すぎると一気に読みにくくなります。ブログに載せる表では、まず読者が比較に使う項目だけに絞りましょう。
おすすめは、以下のような構成です。
- 順位
- 商品名・サービス名
- 評価
- 価格
- 特徴
- 公式サイトへのリンク
「キャンペーン詳細」「細かい機能一覧」「注意点」などは、表に詰め込まず本文で補足すると読みやすくなります。表はあくまで比較用、詳しい説明は本文で行う、という役割分担を意識しましょう。
文字量は短くそろえる
表の中に長い文章を入れると、セルの高さがバラバラになり、見た目が崩れやすくなります。特に「特徴」の列は文章が長くなりがちなので、15〜25文字程度を目安に短くまとめるのがおすすめです。
| 避けたい例 | 改善例 |
|---|---|
| 初心者でも使いやすく、料金も安く、サポートも充実している | 初心者向けでコスパ良好 |
| ビジネス利用に必要な機能が一通りそろっていて法人にも向いている | 法人利用に強い多機能型 |
短い言葉でまとめると、読者が横に流し読みしやすくなります。Excelで表を作る段階から、ブログ掲載用の文言として整えておくと、後から修正する手間も減らせます。
スマホ表示で横スクロールを確認する
ランキング表は横に長くなりやすいため、スマホでは横スクロールになることがあります。横スクロール自体は悪くありませんが、読者が操作しづらい状態になっていないかを確認しましょう。
チェックしたいポイントは次の通りです。
- 1列目の順位やサービス名が見切れていないか
- 価格や評価が途中で改行されて読みにくくないか
- リンクボタンが押しやすいサイズになっているか
- 表の下に不要な空白ができていないか
可能であれば、ブログのプレビュー画面をスマホで開き、実際の読者と同じ環境で確認すると安心です。
掲載前の最終チェックリスト
最後に、公開前に以下の項目を確認しておきましょう。
- 順位と並び順が一致している
- 評価の星や点数に入力ミスがない
- 価格が最新情報になっている
- 「円」「月額」などの単位がそろっている
- 公式サイトURLが正しく開く
- 空白セルや「確認中」のままの項目が残っていない
- PCとスマホの両方で表が読みやすい
ランキング表は、記事の信頼感を左右する重要なパーツです。見た目が整っていて、情報にミスがない表は、それだけで読者に「この記事はちゃんと比較されている」と感じてもらえます。Excelで作った表をそのまま載せるのではなく、公開前にもう一度、読者目線で見やすさと正確性をチェックしてから掲載しましょう。


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